
実行委員会:応用地質(株)、(株)建設技術研究所、日本工営(株)
パシフィックコンサルタンツ(株)、(株)安井建築設計事務所、(株)日刊建設通信新聞社
シビルNPO連携プラットフォームサポーター
(株)日刊建設通信新聞社 田嶋 千文
子どもたちに、建設産業界の技術のおもしろさと奥深さを知ってほしい――。そのような願いから、鞄刊建設通信新聞社は、内閣府・文科省・経団連が主導している「夏のリコチャレ」に2017年から参加し、主体となって子ども向けのイベントを開催しています。ことしのタイトルは、「数学と理科が暮らしをつくる!!〜わたしの住むまちをデザインする仕事〜」。その名のとおり、私たちが生活する中で建設産業界の技術がなくてはならないこと、そしてその技術は子どもたちが学んでいる「数学と理科」でなりたっていることを知ってもらう構成としました。今回は、フォロワー数20万の人気教育系YouTuber(理数系)のヨビノリたくみさんの特別講演「科学の眼鏡で世界を見れば」も開催、結果、日本だけでなく海外も含めて多くの大学生や高校生が来場しました。内閣府や国土交通省、東京都、企業、女性活躍団体など32者が一堂に会しテーマに沿ってブースを出展、331人が来場するビッグイベントとなりました。
8月2日に開かれた今回のイベントの来場者は、理工系に興味のある大学生や高校生、中学生が多かったため、企業等のブースの技術に興味津々。パスタとマシュマロでタワーを造ったり、電気の流れを作ってみたり、液状化現象や対策工法を実験したり、地下数bのボーリングサンプルを間近で観察するなど、「建設産業界の技術を見て・触れて・体感!」していました。また、幼稚園生や小学生からも大好評な実験が多かったため「夏休みの宿題にします」「また、来年も来たい」という意見を寄せられました。とにかく、各ブースには人がたくさん詰めかけ、出展者も建設産業界を知ってもらう良い機会とばかりに展示作品も力作ばかりでした。

一方、ヨビノリたくみさんの特別講演では、「なぜ勉強するのか、それは人生を豊かにするため――」と切り出し、“科学の眼鏡”を掛ければ日常生活のあらゆるものが科学的に見えてくるという自身の体験について“ある1日”を振り返りながら紹介しました。独特の切り口にギャグを交えなるなど終始笑いと熱気に包まれていました。また、たくみさんと技術者とのトークセッションでは、技術と数学・理科のつながりをわかりやすく紹介し、理数系嫌いの人でも「おもしろい」と感じる内容でした。
他にも抽選会、リコチャレ◯×ウルトラクイズなども企画し、終始賑やかな雰囲気で進められました。
大人も子どもも楽しめる、アミューズメントパーク、「子供版・建設産業技術の見本市」のようなノリで1日が過ぎていきました。
*リコチャレ:理工系分野に興味がある女子中高生・女子学生が、将来の自分をしっかりイメージして進路選択(チャレンジ)することを応援するため、内閣府が中心となって行っている取り組み。
◇展示ブース

◇ヨビノリたくみさん特別講演◇たくみさんと技術者のトークセッション ◇抽選会で豪華?景品を受け取る来場者

◇リコチャレ◯×ウルトラクイズは大賑わい ◇企業説明会・大学進学説明会も開催
