2020年06月01日

コロナと共に〜駆け足でやってきた未来とまちづくり〜

シビルNPO連携プラットフォーム 理事
茨城の暮らしと景観を考える会 代表理事
三上 靖彦
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ニューノーマル。今の状態を拒み、戦う姿勢を維持するのではなく、また、台風が過ぎるのをじっと待つのでもなく、今の状態を受け入れ、それを新しい生活様式として定着させることが大切になる。しかもそれは、起こる予定だった社会的・経済的変化が、コロナによって結果を早く求めるようになり、早いペースでの変化を余儀なくされただけだ。
「withコロナ」、コロナと共に。時代が大きく動き始めた。その変化はとても速く、私たちは試行錯誤しながら、新しい暮らし方、新しい働き方を始めなければならない。まちづくりの分野でも、暮らし方、働き方の変化がもたらすソフト・ハード両面での変化は大きい。

(1)今、何が起こっているのか
<オンライン化> そのうちそうなるかも知れない、と思ってはいたが、宅配や働く現場でも子供たちの教育の面でも、劇的なオンライン化へ。その結果、私たちは、私たち自身の「暮らし」を中心に物事を考え始めることになる。住む場所を選ぶにしても、学校や勤め先が近いから、といった理由ではなく、いかに暮らし易いか。それは「ワーク・ライフ・バランス」ではなく、「ワーク・ライフ・ミックス」の社会だ。
<ソーシャル・ディスタンス> 利便性を優先すれば仕方がない、と思っていた高層高密な社会から、ソーシャル・ディスタンスや外気を意識した環境整備へ。その観点で人々が暮らす地元を再整備する必要がる。車道を減らし、社会的距離の確保のために歩道と自転車道を広くとる。現在国や地方自治体で進められているコンパクトシティの政策を進めつつ、一極集中型の高層高密から多極分散型の低層低密社会へ。
<地産地消> 原材料と人件費の安いところで製造し、それを安く輸入するのが当たり前だったが、安全性を含め、大切なものは多少割高でも地産地消へ。グローバル経済から、地域が自立して連帯する地産地消中心型へ。国内で流通消費できる体制を整え、自給自足と供給網の国内回帰が激しく進む。

(2)「まちなか」はどうなるか
物販の小売店でも、他から仕入れて、その上に手間賃を乗せているだけのお店は、ネット通販には敵わない。簡単だし、安いし、配達もしてくれる。徹底的にネットで済むことはネットで、の社会が到来。飲食店は、テイクアウト型に大きくシフト。そもそもテイクアウトの仕組みが作れないお店はその時点で続かない。テイクアウトを始めても、実は客は、続いて欲しいお店を選んで応援する。時間を掛けて、わざわざ行くだけの価値のあるお店、手づくり感・手触り感のあるお店のみが生き残る。

(3)バックキャスティングでまちづくりを
地方分散型・低層低密のネットワーク型社会で、日常の殆どをオンラインで済ませ、人々の移動は、特別の時、特別の場所に限られる社会。優先順位の一番は「暮らし」。抜本的に世の中が変わると覚悟して現状維持とか原状回復とかは考えずに、今までの当り前から切り離して未来を描き、バックキャスティング方式で「特別な選ばれる場所」づくりを目指したい。

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第2回東京湾の埋め立て

第2回は東京湾の埋め立てです。徳川家康が江戸に幕府を開くと大規模な埋め立てが始まりました。もともと東京湾は浅い海でしたので、埋め立てに適していました。
江戸城の堀を作って出た土で埋め立てたのが東京駅の近くの八重洲と言われています。東京湾が東京駅のすぐ近くまで入っていました。勝鬨橋で有名な月島は航路を浚渫した土砂で作られたといわれています。江戸に入ってくる船の航路を確保し、更に住宅地を作ったという事例です。
佃島など逸話も多い島が作られています。徳川家康が本能寺の変の後、岡崎城に逃げ帰るのを助けた大阪佃村の漁民を江戸に招いて、特別の漁業権を与えたと伝ええられています。佃島は月島の隣で、図で月島と書いてある付近です。
廃棄物を処理するために埋めたのが永代島と言われています。昭和になってからは「夢の島」に生ごみなどの廃棄物を投入していました。私も小学生の頃に見学に行きました。その跡地は現在「若洲ゴルフ場」になっています。いまだにゴルフ場のフェアウエーからパイプを通してメタンガスが出ています。
江戸時代には焼却処分がない時代ですから大地震や大火の後の震災廃棄物も埋め立てられたようです。
以上
(理事・事務局長 内藤 堅一)

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