2019年04月01日

CNCPの使命−ひろげる・つなぐ

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シビルNPO連携プラットフォーム 常務理事
(企画・サービス部門担当) 中村 裕司


企画・サービス部門は、これからCNCPがどんな活動を実施していくべきかを構想し、その構想を実施部門に提案していく役目を背負っていると考えています。そのためには、CNCPがどんな使命を帯び、どんな目的を掲げ、何をゴールにしているかをまずは知らなければなりません。
CNCPは、中間支援団体だと言われています。この「中間」とは何と何の中間なのでしょうか?新任理事であるがゆえに、私も自信を持ってお答えすることはできません。皆様と共に、考えていければよいなと思っています。
CNCPを中間支援のプラットフォームと捉える時、片側の対象はCNCPにご参加頂いているたくさんのNPO団体ではないかと思っています。そのNPO団体をもう片方の何かとつなぐ役割をする、それが中間支援組織であるCNCPの務めなのだと思っています。
では、何とNPOをつなぐことが役割なのでしょう。あるいは、つなぐべきNPO団体の対極にある何かとは何でしょう?それを「社会」あるいは「普通の市民」だと捉えてみたいと思います。
ところが、「社会」も「普通の市民」もどちらも概念が広すぎて掴みどころがありません。そこで、これを“それぞれのNPO団体が根を張っている地域の社会と住民”という風に置き換えてみてはどうかと思っています。
すなわちCNCPは、参加頂いているNPO団体と、そのNPO団体が根を張っている地域並びに地域住民とをつなぐ役割を果たすべきではないでしょうか?そのように眺めなおしてみると、CNCPの現在の活動の中でこの使命と目的に合致するものもあれば、そうでない活動があることも浮かんでくるのではないでしょうか。
一例ですが、CNCPが持つ情報力を駆使し、どこかの地域に根を張るNPO団体に対する地域や地域住民のニーズを見出すことはかなり現実的です。このニーズを、そこに根を張るNPO団体に繋ぎ、NPOが対応できる具体的な活動提案をして頂く。当該NPOだけでは需要に答えることができない場合には、必要な専門性を持った人あるいは望まれる専門的な知識を、CNCPのプラットフォームの中から見つけ出して提供をしていく。これが“ひろげる・つなぐ”を使命とするCNCPのあるべき姿ではないかと思っています。
企画・サービス部門では、現在ある地域のまちづくり推進協議会を支援する試みを検討しております。地域とCNCPが「包括支援協定」的な合意を結び、需要に応じて対応可能な範囲で地域のニーズに応えていく、といった活動を構想しています。
一つの地域で成功事例を生み出し、その事例を今後のCNCP活動の展開に活かすことができればよいがと希望しています。

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市民と共に橋を点検する
posted by CNCP事務局 at 00:00| Comment(0) | 地域社会等
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