2019年09月01日

働きたい、働き方改革本当にいけるか・・・

シビルNPO連携プラットフォーム 個人正会員
NPO法人 あそ地下足袋倶楽部 理事長 木村 達夫


令和元(2019)年6月7日参院・本会議において、安部総理自らアベノミクスの柱と提唱している働き方改革推進の改正品確法が全会一致で可決・成立した。前々日に成立した改正建設業法、改正入契法と合わせて新・担い手3法の成立が成し遂げられた。
そこで、働きたい人の「働き方改革」は、一億総活躍社会のスローガンの下で、働き手の目線で生産性の向上の成長戦略で、19年4月1日をもって適用が開始されていた。
その「働き方改革」のそもそもの狙いは二つあるのではないかと思う。
その一つ目は、専門家の間で種々話題になっている日本人の労働生産性の低さだ、なぜ低いか、それは勤務時間中にどうしても形式的にやる仕事の割合に結構時間を費やしていることだ。どっぷりと職場の空気に浸かりきっている人はピンとこないと思われるが決裁のサイン・印をもらうために上司等に一つ一つ時間をかけ丁寧に説明し持ち回るあの稟議だ。他には何のために・何でやるのか分からない全く内容の無い、ただ時間だけを浪費する厄介者の会議だ、泥沼に嵌らないうちに会議の時間を減らせば、時間の余裕も出来るのではないか。
二つ目は青天井だった長時間労働&残業を減らし、女性&高齢者等に働きやすい職場環境を整え、働き手が減っても女性が今まで通り同じ職場で仕事ができ、また、長年同じ職場で勤め続け、その職場で仕事を知り尽くしている退職者(高齢者)等に待遇面等でいろいろとあるとは思うが退職しても65〜70才くらいまでは気楽に働けるようにすることで一時的にではあるが人手不足を補うことなどが出来るが、長期的なことを考えてこそ本当の働き方改革ではないか。

しかし、この改革にはマイナス面も出ているという、それは相変わらず仕事の総量は減っていない問題がある。本来それらは人員増でカバーしないといけない問題だが如何ともし難い問題だ。いまだに、何か我が国の立法を司る国会まで真夜中までやっていることや、会社における上司らの目だ、残業しない奴は・・・など、残業を美化する風土も間違いなくある。
また、あるコメンテーターが言っていたが、今の人手不足は偽りの人手不足で、それは、給料を上げないと人が来てくれない人手不足で、給料を上げれば人は集まる、なーんてノー天気に本当のことを言うコメンテーターもいるが・・・。青天井の長時間労働・残業の見直しで、過労死・自殺の問題も解決できれば・・・。早く、この働き方改革で問題等が起こらずに成果が出ることを期待してやまない。これから諸問題も起こり得る労働行政の大変を改めて知るところだ、しかし大いに期待もしている。
これを書いている時に、この働き方改革を取り仕切り・旗振り役の厚生労働省関係の問題がテレビのテロップに流れた同省・政務官の、口利きでの見返り?疑惑で辞任、また数日前には働き方改革に取組む若手チームが厚労省大臣に直談判で「人生の墓場に入った・・」と、長時間労働やパワハラ、セクハラ問題などを提言したようだ。それは当然のことで同省は中央省庁で長時間労働が5年連続ワースト1で、ある生保会社の調査でも過労死の危険を6割近い職員感じたことがあるという調査の結果も出ているという。
厚生労働省は中央省庁再編の2001年(平成13年)1月に当時の厚生省と同労働省を廃止・統合して誕生した行政機関である。主な政策分野も国民の健康・医療、子ども・子育て、福祉・介護、雇用・労働、年金等多く、人間がママの腹の中に入っている時から、産声を上げ、学校に行き成人し、仕事をし、引退し、そして最期を迎えるまで、その間の子育て・医療・雇用など人間の一生に関わっている役所の中の役所といっても過言ではない。
posted by CNCP事務局 at 00:00| Comment(0) | シビルNPOの現況と課題
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