2019年10月01日

「インフラ70」は、未来に向けたメッセージ

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シビルNPO連携プラットフォーム理事
一般社団法人建設コンサルタンツ協会副会長 酒井利夫


一般社団法人建設コンサルタンツ協会では、昨年9月から月一回のペースで「インフラ70」と称した講演会を開催しています。今日は、そのご紹介をしたいと思います。

1,講演会の趣旨
戦後、様々なインフラが整備されその後の日本の発展を支え、多大な効果を生み出し、今もその役割を果たしていますが、それらのプロジェクトの多くは今やインフラに携わる技術者はもとより一般国民からも忘れ去られています。
インフラの老朽化対策、都市再生、国土強靱化等今後の日本の様々な課題に立ち向かおうとする現在の技術者にとって過去における技術者たちの先見性、困難への対処、心構えやそのプロジェクトの意義等について知ることは極めて有意義であると考えます。
そこで、(一社)建設コンサルタンツ協会(以下「協会」という)は、関係者の多大なご協力のもと、各プロジェクトに直接間接に関わった関係者から直接講演いただく機会を定期的に設け、その記録を残し、随時広く公開する事業を「インフラ70講演会」と称して開始しました。
この事業により、協会会員技術者だけではなく、他の多くの技術者、学生はもとより広く国民各層にもインフラそのものへの理解をより深めて戴くためにも有益であると考えているところです。

2,これまでの状況
具体的なプロジェクトは 「協会」に設けた「戦後インフラ整備事業研究会(中村英夫委員長)」で、インフラ関係各分野から100プロジェクト程度を目途に幅広く選定し、併せて個別プロジェクト毎にその講演について取り仕切る主査(監督)を指名・依頼し、講演内容(シナリオ、演出)、講演者(俳優)の選定、そのとりまとめ等をその主査(監督)にお願いしています。
講演会は概ね2時間程度とし、その成果を「プロジェクト記録」としてとりまとめ、原則WEB上で公開するとともに当協会機関誌「Consultant」の別冊として出版する他、この趣旨に賛同頂いた雑誌や新聞等でも既に公表掲載いただいています。
昨年9月に第1回として「黒四ダム」を取り上げ、以降本年9月の「佐久間ダム」まで既に13回を数えたところですが、各回とも、関係者の皆様の多大なるご協力により満員御礼の盛会の状況です。

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3,舞台は「過去」だが、心は「未来」
 この事業開始前には、一部の関係者から、「過去の事を取り上げても、今となっては古い技術の紹介になるだけではないか」「わずか2時間では語り尽くせないのではないか」「関係者が多くまとまらないのではないか」等のご心配もいただきました。
しかし開催してみるとそれは杞憂でした。 毎回毎回、それぞれの主査や講演者等関係者のご努力のもと、各プロジェクトへのスポットライトの当て方が適切で、短い時間の中で、時代背景や、解決に至る過程、心意気等のご紹介があり、いずれの回も感動あり、共感あり、そして未来に向かってのメッセージありです。また講演会終了後の交流会での意見交換も好評をいただいています。また、参加者の多くは建設関係者ではありますが、中には、一般の会社の方で何回も聴講されている方もいらっしゃいます。
これまで取り上げたテーマの中には、プロジェクトそのものが密接に関連する地域での再講演を望まれたものもあり、今年の7月には、「黒四ダム」、9月27日には「京阪鉄道延伸」についての再講演を大阪で開催しました。今後、テーマによっては、関係者のご協力がいただければ東京以外でも開催できればと思っております。
また、この「インフラ70」をもっと広く多くの皆様にも知って頂けるよう多方面に発信していきたいと思います。引き続き多くの皆様のご協力とご支援をいただきながら続けて参ります。
このCNCP通信をご覧の皆様、是非 講演会にご参加ください。きっとそれぞれのお立場で心に響くものがあるものと確信しています。
よろしくお願いいたします。

参考:建コン協ホームページ
https://www.jcca.or.jp/infra70/

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posted by CNCP事務局 at 00:00| Comment(0) | 人文等
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